報恩講で買った教区発行の薄い本の紹介第二弾。
『能登教壇』 法話冊子 真宗大谷派能登教区強化委員会広報部門
第一号
「仏壇って、誰のためにあるがいね」 黒田進師
仏壇とお内仏についての話。豪華絢爛仏壇を持つ地方出身としては、見方が変わる話。
「老・病・死に迷う」 佐野明弘師
仏法とは体解る、体得するのものです。理解するものではないというのが分別を超えたものの表現としていいなと思う。なんとなく、西田幾多郎と通じるものを感じる。
他教区の本を拝読して素晴らしいと思った先生!
第二号
「ひとりで生まれて、ひとりで死んでゆく」 瓜生崇師
”仏法を聞いて自分がどんどん正しいものになっちゃう人がいるけれども、仏法って聞けば聞くほど迷っていきますよ。何が本当で何がうそか解らなくなってきます。”
善し悪しの分別じゃないですからな。なるほど。
「人をつなぐ大地」 真城義麿師
四聖諦のお話し。都会の人が、「あんな顔で生きられたらいいな」と思わせるような真宗の生活・・・。いいですね。そうありたい。
薄い本なのに、中身がすべて濃い!!!!これは継続して出されるのであろうか。
初心者というよりは、継続してお聴聞されている方にぴったりな内容であると思う。見かけられたら購入をお薦めする。
■寄稿者(瓜生師)の本のブックレビュー