2021年5月5日(水)
真宗ねこねこ法話会
『歎異抄』を読む 第十六条 瓜生崇師
もう仏教書のレビューだけにしようと思ったけど思わず。
この話、ある程度仏法を聞いた人には是非聞いて欲しい。
バーンと弾かれて自分が二十願にいることにハッとする。でもすぐもどるけど。「仮」でしか、言葉でしか理解できない分別だらけの自分だとハッとする。
自分は瓜生師のいうとおり、阿弥陀さまがあたたかいとか、会いたい人に会える世界というような話を聞くのが非常に辛い。でも、そういう表現でしか聞けない存在であり、それを否定しているのも自分のゆがみでしかない。否定したところで真如を「自分でわかる」ことはできない。
止められない自分の思いを持つ瓜生師の話が自分もそうだと頷いてきいていける。
「凡情を遮せず 凡情に応ぜず」
仮の世界でしかわからない自分をそこに置いておかないという果遂の誓い。ここがすごい。
前半の怒濤の質問コーナーからの十六条。最初からの話しがつながってすごかった。
そして「回心」。
時間を忘れて聞ける。もう何回も聞いた。
◆過去シリーズ