如是我我聞

仏教書、哲学書、お聴聞の記録をつけています。

2021年の最後に

 実家に帰ったら、この本があった。

『歎異抄を開く』 高森 顕徹 一万年堂出版

 父親が仕事の関係で、あの畳の大きな建物ができた時に、見学会のようなものに呼ばれたらしい。そしてその時もらったのがこれ。

 とりあえず読んでみた。ああ、やっぱり「絶対の幸福」という単語に違和感を感じる。知らずに参加した親鸞会のダミーサークルで最初にその単語を聞いたときに、「え?仏教ってそんなのだっけ?」と疑問でいっぱいになったのを思い出す。自分は親鸞会に入ったことはない。でも間違いなく、この本の著者の教えを聞いた人たちの勉強会で経験したことが、今の自分を作っている。不思議だな。

 紙質や色の変え方、本文、訳の入れ方、すごく工夫されて作られているのはすごくわかる。でもなあ、やっぱりなあ。読了。

 

 父親に読んだ?って聞いたら覚えてないとのこと。でも、そのとなりに『歎異抄』梅原真隆師のものが。なぜ…?ああ、そうかそうか経歴を見て納得。父親の学生時代の学長。

 明日は梅原師の本、ちょうだいっていおう。

 

 2021年はど真ん中の仏教書じゃないものを多く読んだ気がする。

 2022年は仏教書にこだわっていこうと思う。お聖教も自分で、読む。待ってろ、積本。