『まんが 哲学入門 生きるって何だろう?』/森岡正博 寺田にゃんこふ
講談社現代新書
これは面白い!時間論、存在論、「私」とは、生命論について、まるいキャラクターと先生の問答方式。こんな絵の漫画…と思ったらこれがまた思考を邪魔しないアクセントでいいのだ。
これは特定の哲学者の論を解説しているのではなく、著者の森岡氏の論なのだ。これがまた漫画だとここまでイメージしやすいのかとびっくりする。
時間論はすごくいい。現在過去未来。図にするのは違うのだろうが、伝わる。
根源的な人間が知りたいと思うほんとうのことの話。今いきている、この漫画を読んでいる自分が問題になる本。
あとすごくいいのが、巻末の読書案内。これはほしいものリストに登録した。
哲学がとっつきにくいと思っている人は一度読んでみたらいいと思う。小難しく考えているのではなくて、わたしたちが小さい頃からふと疑問に思ったことあることなんだ。
◆森岡氏の本