2022年4月26日(火)19:30~
浄土真宗Live!「真仮を知らざるによりて、如来広大の恩徳を迷失す」渡邊了生師
ライブ配信時は電車で聞いていたので思い立っての復習。
これはすごい。真仮を分けていく話。真仏土と化身土のところ。お聴聞される方は一度聖典片手にこのお話をじっくり聞くことをお薦めする。激しくお薦めする。
内容の抜粋はあえてしない。最後の質問コーナーまで必見。
「化・仮」は言葉で表現できないものに言葉でしかわからないわたしを「悲引」するプロセスである。そして「方便」=権化方便→暫用還廃(ざんゆうげんぱい)するものである。わたしたちが知るためのプロセスとしての役割を終わらせたらそれは廃するものであるということ。
現在法話をされる方の中には、「教学として真仮を知っていればよくて、一般の方は知らなくてもいい」と言う方がいらっしゃるらしい。自分がお話聞いて、仮により真にいたるというプロセスを知らずに経ていればいいけど、仮がわたしたちにわかるように説いてもらっているのだ(→そのままでよし)となったらもう話が違ってしまうのではないかな。なので親鸞聖人が大事にされたところを自分でしっかり読んでいかなければいけないなと思った。なんとなく「誰もがわかるように」ということが仮だ!みたいな空気を感じないでもない。それもまた違うと思うのだ…。
実体化した阿弥陀さま(目の前に人格としていらっしゃるような表現)が得意でない自分としては、渡邊師が引用されていた池田勇諦師の文言を見て、ああ、こういう考えもあかんのだよなと自省するとともに、本当に実体化された阿弥陀さまの話が仮としていいんか???という自分の中の疑念もあるのである。多分自分がいけないのだと思うけど。
とにかくまた渡邊師のお話を聞いてみたい!とにかく、面白い(笑いのセンスがすすてき)。説明が丁寧。富士山の麓か…。
◆この本すばらしい。