『はじめての哲学 』藤田正勝 岩波ジュニア新書
Twitterの読書垢さんがこれ絶対読めっていう本をあげてくれってやっててそこに出てきた本。藤田正勝先生ではないか~!まさかの表紙イメージ!
Kindle Unlimitedだったので迷わず読む。
藤田先生の親鸞聖人のお話もすごくよかったが、この本で改めて藤田先生が哲学者であるということを認識し直す。なんだろう、すごく難しい話のはずだけど、誰もが持つ疑問のところから、生きている人間の立場から書かれている。どうして言葉でつたわらないのか。言葉の端からでてくるもの。形而上のこと。
これ岩波ジュニア新書なんだよね。若者向け。といいながら全年齢読んで欲しい。ガッツガツに仕事に生きてきた人も。育児に疲れた人も、人生が思い通りになって仕方ない人は。。。読まないか。哲学が何を考えている学問なのかというのがわかる気がする
生きること、死ぬことについて書いてある。若い頃の自分がこれを読んだとしたらどうだろう。ふーんそういうもんかと思うかもなあでもここには年を経たものにしか感じられないものもある。
死というのは、そのような身体の変化のことではなく、生命体がその活動を終えていくという出来事にたいして、わたしたちが与える意味であると言えるのではないでしょうか。
淡々としていて向き合う姿勢を示してくださっているような藤田先生の著書。
◆藤田正勝先生の本
これいいです。