『生き物の死にざま はかない命の物語』稲垣栄洋 草思社
稲垣先生の描く生きものの死の姿というのが本当に「自分がこの生を生きたとしたら」と考えさせるのだ。この本だけでとある生き物の一生を自分が生まれて死んだみたいな気持ちになる。身クルクルのだ。
なんとも言えない。
人間の項目。未来を考えることができるが故に今をいきていないという。そうだなあ。いまなんだよなあ。
私たちは、本当は三手先さえわからないのに、何百手も先を読んで悩んでいるようなものだ。
自分がまさにそうなのである。
こういったどこか仏教的なことがチラチラ見える文章でありながら、生物学の入門本としても優れているのだと思う。子供から大人までおすすめ出来る一冊。
仏教クラスタはさらに一段深いところまで味わえる。
