『仏教の思想 8 不安と欣求<中国浄土>』塚本 善隆 (著), 梅原 猛 (著) 角川ソフィア文庫
真宗を聞いていれば七高僧の曇鸞、道綽、善導のところである。
面白くないわけがない。
そのほかにも鳩摩羅什、慧遠についても人物のおいたちとどのような環境で伝道、求道していたのかということを掘り下げているので歴史的な観点からもとても面白い。
こういった先人たち一人一人の人生の上に、今伝えられている教えがあるのだなというのをじわじわ感じる一冊。
ただし梅原先生はさすがの暴走気味であり、そこまで妄想で断言しちゃったらまずくないかしらのぎりぎり(よりアウト気味)のラインを攻めている感じである。想像することは悪いことではない。
浄土教というのは苦しみの中から生まれたのだなというのを感じることができた。決してきらきらストレスないうつくしい浄土にいきたいね!だけではないのだ。どうしてそういうところが現れたのか、そしてそこに「往きたい」という願いはどこから起こるのか。そういうことを思いながら読んだ。
浄土教関係宗派はぜひにの一冊。
何回も言うけど、梅原先生は暴走気味。
