『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全』堀元 見 新潮社
いやね、SNSのフレンドがね、買いましたって言ってたのでついうっかり自分も買っちゃったんですよ(他責)。
タイトルがなんだかいかにも「ネタですから!」というにおいが充満しているのだけど、中身がこれ出典ガッチリの知的欲求を満たしまくってくれる深いものなのであった。著者の文体も軽い感じでいるけれどもとても味わい深く、著者自身の知的好奇心をいかんなく読者に伝えてくれている。
これは電車で読んではいけない。
ちらっと隣の人に見られたりなんかしたら、1ページに数個は性的なちょっと恥ずかしい感じの言葉が太字フォントで書かれているのである。
あと、変な笑いが漏れてくるのを止められないのでやっぱり変な人に見られるので、家で孤独な空間で読もう。
ただ、巻末で著者が記されているように、よかったらいろんなひとに薦めるのもよし。
自分も薦めてみた。3人が買ってくれた。もうみんな好きだなあ。
特にこれを読んで性的興奮が起こるなどどいうことはない(はず)。
性的なことというのは科学的・生物学的にいろいろわかる前から人間が「どうしてなんだろう」と追及してきたテーマなんだなと。そしてそれは表では語られないけれども歴史に爪痕を残しているというのがこの本を読んで学ぶことができた。すごい。
半面、諸刃の剣的なところもある。すごいエピソードを知ることができたが…自分はアリストテレスの著書を今後純粋なまなざしで見ることが難しいかもしれない。
すっごい面白いので誰かに語りたくなるけど、時と場所と相手を選びすぎてなかなか難しい知的書物である。
興味のある方はぜひ。
