『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想 』橘玲 文春新書
いつもは手に取らない本を読んでみた。
政治的思想の違いをいまさらながらに学んだ。こういう考えがあってのXのイーロン・マスクなんだな。なるほどなるほど。
そして全然やったことのないビットコインに興味を持つにいたる。あれってどういうことなんだろうと思っていたのが、やり始めた人たちの思想に触れてみて、それも面白いと感じた。
自分の普通が覆されるのだけど、世界って自分の知ってる「普通」「マジョリティ」で動いているのではないのだなということを感じた。今の日本で生きにくい人だって、海外に行って新しい視点を得たら大化けするかもしれないなあとも感じる。
人間の可能性がどこまでもひろがっているんだなと感じられた。
そしてこういう人たちの行動原理の中に、死生観、とりわけ死に対する恐怖への対策によって起こされた行動が重要なポイントとしてあるのに驚いた。そういうところが原動力なのか。
自分もいつもと違うことをしてみるもんだなと思った。刺激になる一冊。