如是我我聞

仏教書、哲学書、お聴聞の記録をつけています。

お葬式について考えるために

どこかでご縁があってお寺で購入した本。

よく見たら、東京四組から出ている薄い本だった。

 

『真宗門徒の葬儀ー悲しみを深き縁としてー』 真宗大谷派 東京四組

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 本の内容は、人が亡くなってからの葬儀の段取り、やるべきこと、気をつけることを時系列に進み、最後は納骨まで。

 それまでお寺に関わってこなかった人が、人生で大切な人を亡くし、その対応をしなければならないときに知りたい情報が詰まっている。真宗大谷派の場合ではあるが。

 自分はこういう本が嫌いではない。むしろ大事だと思っている。最近、同僚の親御さんのご不幸が続いている。故郷が近い人もいれば、他県の人もいる。一週間ほどは休暇を取れるが、その間にたくさん悲しんで、たくさんいろんな処理をしてまた職場に戻ってくる。

 みんな一様にいうのが、「準備するのもなんだけど、いろいろ考えておけばよかった」ということ。なかなかそうはいかない日常を過ごしている。そういう声を聞くと、こういう本にもっと前に遇っていたらよかっただろうなと思う。

 自分がこれをどう使おうと思っているかというと、自分は読んだ。後は自分のきょうだいに読んでおいてもらおうと思っている。さすがに両親に読ませるのはどうか・・・いいかな・・・。ちょっと考える。少なくとも、きょうだいとその配偶者ぐらいには読んでもらって、いざというときに家族でどう対応するかの共通認識を作っておきたい。真宗大谷派の家だということも、お互い確認していきたい。

 ネットで検索すると出てくる葬儀屋さんのHOW TOものの記事だと、『○○宗はこうです』とか淡々と書いてあったりするが(時に首をかしげることも)、さすが宗派から出ているだけあって、わかりやすく迷信ややらなくていい(むしろやらないでな)ことを丁寧に書きながら、ここぞというときにしっかりした主張されているところにしびれる。あくまで個人的な感想。ちょっとゆがんでいるがそういう楽しみもある。

 この本と、以前読んだ『真宗の仏事』があれば、きょうだい喧嘩なく物事が進められそうな気がしている。あくまで、気がしている。

 

◆ネットで探した購入先(今も有効だそうです!)

http://jodo-shinshu.info/2018/10/10/16780/

 

◆こちらも参考になった

 luhana-enigma.hatenablog.com