「すでにこの道あり」1『浄土』曽我量深 真宗大谷派名古屋別院
Amazonにはないけど法藏館書店では売ってるな。
不眠が常態化したため、睡眠前の読書もしんどくなってきたので積本中からCDものを探し出す。
曽我師の法話はYouTubeの音声で聴いたことがあるのだが、決して聴きやすいものではなかったと記憶していた。今回不眠気味にもかかわらず二晩続けて即寝してしまうという不謹慎極まりないけど自分の身体にとっては非常にありがたいこととなった。本当に思うのだけど、曽我師を慕ってお話を聴き続けられた人たちはすごいと思う。のちのそれが文字化して伝えられたことが大事だととても思う。よく聴かれていたなあと。まあ自分にこらえ性がないだけなのだろうけど。
三日目にしてすべて聴き終える。
このセットはCDと本がセットになっており、聴いて読んでができる。
正直に言おう。本がすごくいい。でも、CDだと聴きにくい。でもやっぱり法話を聴くの方がいいわ。途中曽我師が「汝ら十方衆生」「汝十方衆生」とほぼ連呼に近い感じになって、えっ!?CDこわれたん?どうゆうことや!?となる。でもこここそが、自分事としてきくということを曽我師が訴えたかったところなんだなとほんとうに伝わってくる。文字化したらちゃんとちょっと回数減らして書いてあるもんね。
そうだ、「親鸞一人がためなり」。そうなんだ。これを自分は教えていただいているのだ。
このセットすごくいいと思った。やっぱりお話を聴くのと文字は違う。寝てしまったのもあるけど、結局2回ずつ聴いて読んでをした。
法話ってやっぱりその人の伝えたいことをその人が辿った道筋で聞かせてもらうのだなあ。曽我師の辿った道は難しい。それだけ自分と違うルートなんだろう。でもこうやって今に教えてくれるのだ。そんなことをしみじみ思った。
◆真宗大谷派 教区発行の本