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身で感じる言葉の先「暁」 親鸞和讃を読む「智慧の光明はかりなし」寺澤真琴師

2022年7月16日(日)19:30~
親鸞和讃を読む「智慧の光明はかりなし」寺澤真琴師

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「智慧の光明はかりなし
有量の諸相ことごとく
光暁かぶらぬものはなし
真実明に帰命せよ」(『浄土和讃』【真宗聖典】479ページ)

・智慧 無分別智 言葉で表現できない 生死一如 自他一如 怨親平等

後得智 権智 わたしたちにわかる言葉となって届く。

和讃でいつも読んでいるのに、じっくり聞いたらすごく凝縮された言葉なのだと思った。
「はかりなし」と「有量の諸相」の対比。

・暁:真っ暗な時間
親鸞聖人のこの言葉への思い入れも考えてみるとすごくリアルに感じるなあ。六角堂参籠95日目の暁。
暗さの中に感じる暁。かならず明けていく暗さ。これは体感じゃないとわからない世界。言葉+自分の身体で感じることだ。確かに言葉では尽くせない世界なのだけど、「そうじゃない」「これじゃない」「そういうことでもない」と否定されていく中でなんとなくだけど頭じゃなくて身体でその先を思うみたいなところがある。思っているのは、自分な訳だけど。

 

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