『舎利弗の物語 阿弥陀経の黙った主役』大窪康充 京都月出版
しんらん交流館で一度お聞きして、日曜講演でこれは!!!と思った大窪師の著書。『阿弥陀経』について声聞・舎利弗を中心とした視点で法話のように綴られている。
これはいい。すごくいい。『阿弥陀経』ってなんかキラキラした世界のことずっといってるよねと表面的に読めてしまうのだけどその奥底にあるものに読んだ自分も揺さぶられる。
「舎利弗よ、舎利弗よ」、それがあなたへ呼び名となって”こだま”します。だた念仏を称えなさい、とにかく念仏を称えなさいと。
初めて読む方にもおすすめ。註も充実。
『阿弥陀経』は、舎利弗に喚びかけ、わたしに喚びかけている。