『地獄と極楽 その現実的意味』稲城選恵 法藏館
稲城和上の声で再生される本。法話の書き起こしであろうか。
肝要とされるところがわかる。「平成業成」「いま」については何度も出てくる。書き起こしであるのか、重複していると感じるくらい出てくる。法話で大事にされているところを何度も聞いている雰囲気が出てきていいなとも感じられる。
ただ、2007年ということで、時代についてのご意見に関しては読み手が歴史的に遡って当時に思いをはせる必要がある。そのためこの時代に関する耳の痛い話はくどく感じるので編集でなんとかならんかったのかなと思う。
法話の本を読みたい方にはおすすめ。