『ブッダ臨終の説法 完訳大般涅槃経②』田上太秀 大法輪閣
この巻は最後の方で阿闍世王がブッダに会いに行くところがすごくよかった。
6人の大臣たちがそれぞれの師と呼ばれる人のところにいって癒されてきてくださいというのだけど、さいごにジーヴァカがブッダの所に行くことを勧める。
法話でもよく聞くところなのだけれど、ブッダの説法を聞いた後の阿闍世王の語った言葉がいい。
世尊、私が人々が持っていると同じ悪心を取り除くことができて阿鼻地獄に住み、数え切れない年月の間人々の苦しみを受けることがあっても、私はそれを苦とは思いません。
あんなに地獄に落ちる身を恐れ苦しんでいたのに落ちてもいいっていうんだよね。
ここら辺だけはノート取りながら読んだ。
法話で聞いたことが出てくるのはうれしい。