如是我我聞

仏教書、お聴聞の記録をつけています。

歴史から学ぶ、正しく理解する方法

 

 

真宗教学の歴史を貫くもの: 江戸時代の三大法論入門 (響流選書)

真宗教学の歴史を貫くもの: 江戸時代の三大法論入門 (響流選書)

 

 

 

 全く浄土真宗本願寺派のことを知らなかったが、本著でその歴史を興味深く知ることができた。能化の名前までは覚えきれないが、三大法論のそれぞれの詳細について理解できた。仏教学的見地でなくても、「討論するときは、言葉の定義を確かめる」重要さにハッとさせられる。

 


往々にして、解説系以外の仏教関連書物は、ある程度仏教に興味を持ち、その用語について知っている体で話が進むのものが多いが、軽い読み物でも一般的な言葉の解釈と違う場合が多い。例えば、日常で使う「往生」だって、一般の用法と、真宗の意味合いは異なる。
そういう意味で、仏教書を読むときは、この言葉の定義を、「著者はどういう定義て使っているのか」という事に気を付ければ、突如わからなくなることは回避できるかなと思った。
典拠はたくさんあるが、初心者でもわかりやすいところまで解説してある良書だと思う。

仏教書を読みだした頃に読んだが、振り返ってまた読んでもいいなと思う。

この本により、語義に注意して読み進むという事を学んだ。そろそろ辞典的なものを買おうかなと思う。