引き続き藤場師シリーズ。
リアル本はこちら。
「お寺は誰のものか」という質問を僧侶たちに投げかけているのだが、その質問を最初にしたのは、お寺に遊びに来た子供たちにだったという。子供たちがお寺に遊びに来る様子は、正直いいなあと思った。自分の地元でも、幼いころは結構子供を読んでくれる行事があった。祖父母の家の近所のお寺は子供が少なくてラジオ体操ぐらいだったけど、そのあとに正信偈の勉強会をしていた。
全然知らなかった住職と門徒さんとのお金での関係が理解できた。また、現在、そのシステムが立ちゆくところはどのくらいあるのだろうかとも心配になった。お寺は同朋のものであるという考えであれば、過疎化地域をどうにかするということも考えなくてはいけないのではないかとも思う。自分のように、転勤族で故郷を出て、老後に帰るのもないかなあなんて思っている人も多いと思うのだが、そうなると地元の門徒さんだけでなんとかなるのだろうか。自分は近くのお寺を決めることすら躊躇して、自由に聞法だけしている。これからの寺の在り方全体をどこが考えるのか全然わからないけど心配だ。
子供たち向けに作られた三帰依文がよかった。
わたしたちは 仏さまの友だちになります
わたしたちは 仏さまの教えを聞きます
わたしたちは 仏さまの友だちを大切にします。
仏様の友だちは大事だ。いろいろあっても大切にしなくては。南無阿弥陀仏。
あと、子どもたちだけじゃなくって、大人も気軽に行けるお寺、あるといいな。