如是我我聞

仏教書、お聴聞の記録をつけています。

読みやすいのはいいけれども…ちょっとわかりにくい?

 

浄土真宗の信心がこんなにわかりやすいわけがない (響流選書)

浄土真宗の信心がこんなにわかりやすいわけがない (響流選書)

 

 

 表紙のイメージ通り、書かれてる言葉は非常にわかりやすいのだが、内容が、やはり宗教人の方が書かれたせいか、一般人が最初からちょっとついていけない感覚があった。

 


 冒頭の占い好きの女性たちの話だが、『信心』という言葉の使い方が浄土真宗と一般人にずれがあると。でも話の運びが浄土真宗のいう『信心』という言葉の使い方が正しいというスタンスでそのままいっちゃうので、一般人は、「あれ?私の一般常識おかしいのかしら?」と若干責められているような感覚になる。
 最後の信心の理解の瞬間は、字面にすると、一般人はますますわからない。超簡単に書いてあるのに。わからないのが仏教かもしれないが、さらに置いてけぼりになる。真宗の教えはそういうものだ、もしくは法話的にこういうStyleが正解とかなのかはわからないが、それまでが面白く読みやすいだけに。
 ただし、最後がわからなくて、いろいろ仏教書に手を出させるのが作戦なのであれば、それは成功している。

 ・・・と読んだ当初書いたのだが、このわかりにくさは、信心について語っている法話の本全体に言えることだと気が付いた。このわかりやすさの勢いをもってしても信心についての説明は難しいのだなと思った。転換しないといけないけど、でんぐり返り出来ない感じ。

 今となっては、このノリで続編もしくはスピンオフを期待したい!!