如是我我聞

仏教書、お聴聞の記録をつけています。

仏法を求める人の一つの形を見ることができる

 シカゴ生まれで、人生いろいろあって仏法に出遇われ僧侶になられた方。

信の源泉を尋ねて―真の価値観を求める歩み― (響流ブックレット)

信の源泉を尋ねて―真の価値観を求める歩み― (響流ブックレット)

 

 

 アメリカ人がなんで僧侶になるんだろう・・・しかも瞑想ないよ、浄土真宗?と最初思ったのだが、本を読んで、ご仏縁としか言い様のないものがあるのだなと感じる。

日本人だとなにかとご縁にゴテゴテ修飾したくなるところもあるのだが、とてもあっさりと、自分の信仰についてお話をしてくださっているので、宗教として浄土真宗を見る際に、素直に参考にできるものではないかと思う。

いろいろ迷いがあり、浄土真宗に触れてみたいという方は、読んでみる価値があると思う。

仏願の生起本末、人知と仏智、他力、信心と浄土真宗の重要なキーワードを聖典から引いてのお話もあり、そこに自らの理解についての言葉が非常にシンプルで的確であると感じた。理解を論理的に話しているようでいて、そこに著者自身の体験と想いが入っているので、頭でわかったことだけになっていないところがいい。

僕らが生起本末というのを見ますと、最初から最後までと見えるんです。おそらく反対なんです。「末」から、私達に起こったところの「願」から「本」をたどり続けてゆく。そこに「本」を聞き続けてゆくと言うことが、私達に要請されている事ではないかと思うわけです。

お聴聞いたしましょう。