『釈尊』 前田 惠學 響流書房
原始仏教って書いてあったけど、初期仏教と違うのかな。よくわからない。
内容は第一章で如来として説法をしていく釈尊の姿、第二章で釈尊の般涅槃、第三章で法に関して経典や説法を残したものの型、経典の系統の解説と言えると思う。
いろいろ釈尊が涅槃に入るところは本で読んだけれど、この本の中身も詳しくていいと思う。若干客観的な感じもする。これが原始仏教っていうところなのか。
釈尊がいた頃のことを現わしているだろう経典と当時の実状を合わせて考えての解釈というのが客観的でリアルに迫るものを考えさせられた。
第三章の経典らの成り立ちについては、どういう構成になっているのかの説明があり、これは別途経典を読みたいと考えている人には、とても参考になる部分かもしれない。自分はここを活用するにはまだそう言った書物を読んでいないなと感じたところ。参考になる人にはとても参考になる。
聞いたことのない経典の名前を調べて、そこから知ることもあり、この分野がわからないなりに勉強になった。
◆弟の前田専学師の本