『誓願か 名号か『歎異抄』第十一条』大峯顯 百華苑
昔の大峯先生の法話(これは本だけど)はなんとも不思議である。信心決定のことをいっていらっしゃるのだけど、よくよく聞いたらそういう断定(決定したかどうか)をするわけでもない。よーく読まないといけない。多分法話も全体を聴かないと取り違えてしまう。部分的切り出し禁止なのだ。
誓願の不思議と名号の不思議を天秤にかけるもの言いに対してのお話。
二種深信とかいうけど、びっくりすることだということですというのはなるほどという表現。びっくりが大事だと思う。法話聴くたびにびっくりするんだ。
最後に質疑応答があるのだけど、神祇不拝について。これは納得。自分は真宗において原理主義(主義っておかしいけど)なので、これを声高に言うことはしないが、大峯先生の仰るとおりだと思った。
この薄さの本っていいな。一気に読み通せる。
◆大峯顯師百華苑シリーズ