『即身成仏と信心決定『歎異抄』第十五条』大峯顯 百華苑
大峯先生はあらゆるお話で自分が死ぬことを忘れているだろう、死んだら終りだと思っているだろうとことばを投げかけられる。かといって、安易にお浄土で懐かしい人に会えるみたいなことは仰らない。還相回向のことを語られる。
メモ:エリザベス・キューブラー・ロスの『死の瞬間』を読む。
信心決定に関しても、部分的に切り取って見たらなにか確実な「体験」でそれを測るような感じがしないでもないけど、本の全てを読むとそんなことは仰ってない。
この本で気になったところ。チベットの『死者の書』の引用。
お前の誕生のとき、お前は泣き、全世界は喜びに溢れた。お前が死ぬとき、全世界は泣き、お前は喜びに溢れる。かく生きよ。
いいねえ。いいねえと驚く力、なくしたくないな。
◆大峯顯師の百華苑シリーズ