『自然の道理『歎異抄』第十条』大峯顯 百華苑
大峯顯師の百華苑シリーズ。
昨日の聞法会で自然法爾の話を聞いたばかりなのでそうそうと思いながら読む。
この本の元になる法話は20年以上前に行われているわけで、やっぱり読んでいると今だと「アウト」だなあ・・・と思われる表現がある。こういうのは遡ればお東における『観無量寿経』の是旃陀羅問題と根源は同じ。悪気はなくて、その時代の表現というかなあ。
「念仏は無義をもって義とす」というところを何度も表現を変えて伝えて下さる一冊。大峯師の「いのち」の感じ方が伝わってくる場面もある。ところどころ時代のせいで読みにくいところもあるが、いいと思う。
◆大峯顯師百華苑シリーズ