こちらの続編。
お子さんがの病気も完治し、脱退した宗教から距離を置いていくことと、今までの「普通」と社会の中の「普通」のギャップを感じ、どうしていくべきか…というところから始まる。
生活の判断基準のすべてを宗教に依ってきたけれども、人との距離感がわからないというところ。なるほどと思った。宗教では距離感、近いこと多いよな。自分も思う。お聴聞先で会う人もやさしい。
宗教二世問題というのはカルトだけでなくて、一般的な仏教、イスラム教、キリスト教だって考えなければいけないことだと思う。お寺に生まれたからといって継がなければいけないという時代はもう終わったんじゃないかと思う。人権に関して考えるにつれつくづくそう思う。じゃあお寺を継ぐ人がいなくなったら仏教はなくなるのかといえば、なくならないのではないかとも思うのだ。
それにしてもこの方がたまたまよかったのではないかと思うのは、伴侶の方が同じ立場の脱会者だということだ。普通はこうは上手くいかないだろうなあ。
◆カルト宗教関係のレビュー