『無碍の一道『歎異抄』第七条・第八条』大峯顯 百華苑
大峯顯師の百華苑シリーズ。
「魔界も念仏を敬う」横超の説明で、竹の中の節を破って上から出ようとしていくが、阿弥陀さんが横に穴を開けてくれるから出られるという喩えが結構いいなと思う。
「非行・非善の意味」はよかった。阿弥陀仏が主語で自分の側の話ではないかがというが伝わってくる。
「称名念仏の源泉」妙好人・浅原才一のことばらしいが、「南無阿弥陀仏がわたしに当たった」というのなんともすごい!反射なんだな。念仏が。わたしから出たのではない。なるほどなあ。
自分の考えをひっくり返されるハッとすることが多い内容だった。
◆大峯顯師 百華苑シリーズ