如是我我聞

仏教書、哲学書、お聴聞の記録をつけています。

宗教

『唯信鈔文意を読む 信は人に就く』細川巌

『唯信鈔文意を読む 信は人に就く』細川巌 法藏館 唯信鈔文意を読む 作者:細川 巌 法藏館 Amazon 300ページなのだが、読み始めたら止まらない系の本だった。『唯信鈔文意』の最初の偈の解説までなのだが、もうその間にある親鸞聖人が仰りたかったことの解説…

芦屋仏教会館日曜仏教講座「二河白道のたとえ」 瓜生崇師

2023年8月6日(日)10:00~ 芦屋仏教会館日曜仏教講座「二河白道のたとえ」 瓜生崇師 shinshuhouwa.info ※芦屋仏教会館のYouTubeチャンネルに動画あり。youtu.be 今自分が苦しみ生きているここが実は夢のような世界で、真実の世界は彼岸にある。 幸せや苦し…

長源寺 同朋学習会「無量寿経」(33)(瓜生崇師)

2023年9月14日(木)19:30~長源寺 同朋学習会「無量寿経」(33)瓜生崇師 shinshuhouwa.info 「三三 たとい我、仏を得んに、十方無量不可思議の諸仏世界の衆生の類、我が光明を蒙りてその身に触れん者、身心柔軟にして、人天に超過せん。もし爾らずんば、…

書き写してみた『唯信鈔文意 唯信鈔 聞法テキスト②』東本願寺出版

『唯信鈔文意 唯信鈔 聞法テキスト②』東本願寺出版 唯信鈔文意・唯信鈔 (聞法テキスト) 東本願寺出版部 Amazon これは非常にお買い得な本である。1,100円(税込)で来年度出る真宗聖典(第二版)と同じ本文で現代語訳と親鸞聖人の書かれた左訓(メモ)、出典…

長源寺 同朋学習会「無量寿経」(32)(瓜生崇師)

2023年8月10日(木)19:30~ 長源寺 同朋学習会「無量寿経」(32)瓜生崇師 shinshuhouwa.info ◆『無量寿経の成立』 ※親鸞聖人が読まれたもの 初期 『大阿弥陀経』『平等覚経』 ー24願、還相回向なし ・・・・天親菩薩の浄土論 大乗の利他を説く 後期 『大無量…

長源寺 同朋学習会「無量寿経」(28)(瓜生崇師)

2023年4月13日(木)19:30~長源寺 同朋学習会「無量寿経」(28)瓜生崇師 shinshuhouwa.info 「二二 たとい我、仏を得んに、他方の仏土のもろもろの菩薩衆、我が国に来生して、究竟して必ず一生補処に至らん。その本願の自在の所化、衆生のためのゆえに、…

本光寺 歎異抄を読む(31)(瓜生崇師)

『歎異抄を読む』31 第七条 本光寺 瓜生崇師2023年4月10日(月)19:30~ shinshuhouwa.info 第七条「 一 念仏者は、無碍の一道なり。そのいわれいかんとならば、信心の行者には、天神地祇も敬伏し、魔界外道も障碍することなし。罪悪も業報を感ずることあた…

長源寺 同朋学習会「無量寿経」(26)(瓜生崇師)

2022年12月8日(木)19:30~長源寺 同朋学習会「無量寿経」(26)瓜生崇師 shinshuhouwa.info 「二一 たとい我、仏を得んに、国の中の人天、ことごとく三十二大人の相を成満せずんば、正覚を取らじ。」(『無量寿経』上巻【真宗聖典】18ページ)三十二相:1…

対話するということ 『親鸞の世界』

『親鸞の世界』鈴木 大拙 (著), 金子 大榮 (著), 西谷 啓治 (著), 曽我 量深 (著) 真宗文庫 親鸞の世界 (真宗文庫) 作者:鈴木 大拙,金子 大榮,西谷 啓治,曽我 量深 真宗大谷派宗務所出版部 Amazon 鈴木 大拙、金子 大榮、曽我 量深の3人の対談の司会が西谷 …

本光寺 歎異抄を読む(28)(瓜生崇師)

2023年1月9日(月)19:30~21:00『歎異抄を読む』28 第五条 本光寺 瓜生崇師 shinshuhouwa.info 第五条「親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏もうしたること、いまだそうらわず。そのゆえは、一切の有情は、みなもって世々生々の父母兄弟なり。い…

『マニ教』/青木健 第四の世界宗教にならなかった宗教

『マニ教』 青木健 講談社選書メチエ マニ教 (講談社選書メチエ) 作者:青木健 講談社 Amazon マニ教って、高校の世界史の教科書でその名を見たのが最後のような気がする。とりあえず買っていた積dleの一つ。 衝撃だった。マニ教は第四の世界宗教にならなかっ…

『イエスの生涯』/遠藤周作 独自の聖書の読み解き

『イエスの生涯』遠藤周作 新潮文庫 イエスの生涯(新潮文庫) 作者:遠藤周作 新潮社 Amazon 最初に新旧訳聖書を読んだのは小学校3年生の時だった。 そのときに初めて神さまと宗教というものがはっきりわかった。仏壇になんまんだぶといっているのも宗教なん…

『深い河』/遠藤周作 それぞれの宗教との向き合い

『深い河』遠藤周作 講談社文庫 深い河 新装版 (講談社文庫) 作者:遠藤周作 講談社 Amazon 人はどうして現実を超えたものを求めるのだろうか。理解を超えたものを知りたいと思うのだろうか。あるのかないのかもわからないものを確かめたくなるのだろうか。ど…

『死について考える』/遠藤周作 滲み出てくる人生観

『死について考える』 遠藤周作 光文社文庫 死について考える (光文社文庫) 作者:遠藤 周作 光文社 Amazon 続けて遠藤周作。 「死」というテーマについての短いエッセイがたくさん。「死」は誰も知らない経験。希に臨死体験者はいるが。でもすべての人に平等…

『沈黙』/遠藤周作 正邪がわからなくなる自分

『沈黙』遠藤周作 新潮文庫 沈黙 (新潮文庫) 作者:遠藤 周作 新潮社 Amazon ようやく手にとった。 日本がキリシタンを弾圧する中、現地に赴いている布教使が「ころんだ」(踏み絵を踏んで棄教の意を示した)と聞いたロドリゴは、自分はそうはならぬと思いな…

『完全教祖マニュアル』/架神恭介, 辰巳一世 宗教サイドの人は一回これ読んでみたらいいかも

『完全教祖マニュアル (ちくま新書) Kindle版』架神恭介, 辰巳一世 完全教祖マニュアル (ちくま新書) 作者:架神恭介,辰巳一世 筑摩書房 Amazon いつだったか日替わりセールかなんかで買った積本。 素直に面白い。宗教を「教祖」が成功するためにどうすべきか…

『海うそ』/梨木香歩 小説にこれやられたらもう・・・

『海うそ』 梨木香歩 岩波現代文庫 海うそ (岩波現代文庫) 作者:梨木 香歩 岩波書店 Amazon 友だちのおすすめで読み出した。自分はほぼ現代小説は読まない。SF以外。 自然、情景表現がずば抜けて素晴らしい。と思いながら風呂でKindle読んでいたのだが、さあ…

『カルト宗教信じてました』 生々しい実体験

『カルト宗教信じてました。』 たもさん カルト宗教信じてました。 作者:たもさん 彩図社 Amazon

キリスト教と真宗の近さと遠さ

【復刻版】矢内原忠雄の「キリスト教入門」 響林社文庫 amzn.to

『倶会一処』に思うこと

雑感。 たまに目にする『倶会一処』。自分はそれが、「懐かしい人に会える」ということを大々的にアピールしているのを見るともやもやする。例えば、それを僧侶が口にしたときに、仏教を知らない人からしてみると「みんな死んだら極楽浄土に行って会いたい人…

『我と汝・対話』・・・今まで読んでいなかったことを後悔した

友達が絶賛していて、さらに別の友達が「ブーバー知ってる?」って聞いてきたので、これは読んでみなくてはと思った。 我と汝・対話 (岩波文庫 青 655-1) 作者:マルティン・ブーバー 発売日: 1979/01/16 メディア: 文庫

僧侶が語る死の正体

Kindle Unlimitedで読める。いろんな宗派の僧侶が死について語る。興味深い。 僧侶が語る死の正体: 死と向き合い、不死の門を開く、五つの法話 作者:ネルケ無方,プラユキ・ナラテボー,釈徹宗,南直哉,アルボムッレ・スマナサーラ 出版社/メーカー: サンガ 発…

子供と宗教・信仰について話したこと

あまりプライベートの話はしたくはないが、自分には、まあいろいろ分別のつき始める義務教育年齢の子供がいる。たまに自分がお寺や美術館などに行くときに誘うとついてきてくれる時がある。今回夏休みだし、法話に誘ったら、 「この前みたいなひどい話じゃな…